メシ屋

最近、そういえば行ってないのである。

 

マイミクさんのところでファミレスの話題が出て、改めて考えてみたが、ここ数年(ファーストフードを除いて)ファミレス以外ではほとんど外食していない気がする。あ、ファミレスの定義としては、
・チェーン店である。
・メニューが定型である。
・カウンターだけではなく、席がある。
・加工食品を出す。
というところだろうか。まぁ後の2つは、普通のメシ屋でもほとんどそうなっているだろうけど。

 

実は、「普通のメシ屋」というものがあまり目につかない。いやあることはある。ラーメン屋の隣とか、駅前のちょっとひっこんだ所とかに昔ながらの「洋食屋」があることはあるのだが、どうにも入る気がしない。隣に豚丼屋があったら、そっちに入ってしまうほどである。

 

ファミレスが好き、と言えるのだが、とすれば普通のメシ屋が嫌いなわけがあるはずである。嫌わないまでも、好んでいない理由が。ちょっと考えてみたら判った。
普通のメシ屋って、椅子が駄目なのである。まず狭い。それに大抵、クッションが凹んでいたり固かったりして、座りにくい。へんな形に尻が固定されてしまうこともある。これはでかいマイナスである。

 

昔社員食堂の雑誌に「日経レストラン」しかなかったことがあり、暇つぶしに1年くらい購読したことがあったが、あの椅子って(昔の常識では)わざと座りにくくなっていることもあるそうだ。つまり座り心地がいいと、客が長居してしまって回転率が落ち、減収になるという理屈だが、それは客が我慢強かった頃の話だろう。今の客は安いモノを食っていても贅沢で、居心地が悪いところには最初から近寄らない。

 

ファミレスの場合、窓際・壁際はソファーになっている場合が多いが、あれも良い。リラックスして本を読むのに都合がいいのである。そんなヤツはめったにはいないと思うが、参考書広げていたり、PCと書類広げて仕事していたりする人も多いので、ファミレスが賑わうのも頷けるというものである。

 

あとは、これが一番の理由だが、好きなだけ居られること。いやもちろん店長としては回転上げて欲しいだろうが、それよりはむしろ常連になって貰った方が得だという計算が働いているのだろう。食い物の味とかサービスでは、もはや他の店と差をつけられないので、それ以外の付加価値で勝負しようとしているのだ。孤独というか、疎外感もある種の人間にとっては居心地の良さにつながる。ニッチ商品かな。

 

それにしても、普通のメシ屋にはせいぜい月に1回くらいしか行かないなあ。別に嫌なわけじゃないけど、あまりメリットがないのだよね。そんなに美味いわけでもないし、値段も変わらないし。ドリンクバーがないので、早々に出なくちゃならなくて、しょーがない時にしか行かないなあ。

 

ファミレスマンセー。


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